悪徳探偵社の手口( 3 )/ 調査に関する罠 | 東京探偵社ALG

悪徳探偵社の手口・調査に関する罠

大手探偵社でも行われている怠慢な調査の一例

① 調査に関する打ち合わせが無く、いつ調査が行われているのかもわからない

② 調査について事務所に問い合わせても「回答できない」の一点張り(契約書をよくみると「調査期間中は経過報告しない」との条文があった)

③ 調査終了の知らせを受けたので事務所にて報告書を受け取ったが、調査期間に対して写真やページ数が少なく「本当に調査したの!?」と思えるようなお粗末な報告書だった

④ 大した調査報告書でもないのに、何やら偉そうな人が調査内容を上から目線で報告

これらは全て自社の調査力に自信が無いことと、契約時に受け取った調査料金を絶対に返さない事の表れとしか思えません。

こういった悪質な探偵社は、「希望日に失敗したら返金せざるを得なくなるかもしれないので、依頼人と同意の上で調査日時を設定できない」または、「調査が予定よりも早く終わってしまうと返金せざるを得なくなるかもしれないので、調査の途中経過を報告しない」ということを平然と行います。

では、なぜこうなってしまうのか?

■探偵学校の乱立

近頃、探偵養成学校なるものが多数開校されております。これはある一定の期間、探偵に必要な知識や行動を学ぶと「あなたも探偵になれる!」というものだそうです。

ではこの探偵学校の卒業生たちはその後どうしているのでしょうか? もちろん独立して個人で探偵をやっている方もいるでしょうし、卒業した学校の母体の探偵社からのれん分け(フランチャイズ)されて、探偵をやっている人もいるでしょう。しかし、ちょっと待って下さい! 探偵って、数ヶ月のカリキュラムを受講しただけで、そんなに簡単にできるものでしょうか?

当探偵社では、新人教育はシミュレーションで3ヶ月、本番の予備調査員として3ヶ月、探偵(調査員)の訓練を行っていますが、都合6ヶ月訓練行ってもまだ独り立ちはさせておりません。なぜなら、本番はシミュレーションや予備調査員のレベルではないからです。シミュレーションや予備なら失敗も影響がありませんし、お客様にご迷惑がかかることもありません。予備はあくまで予備なので、本調査員がしっかりと調査を行っているからです。

本番では、調査員一人ひとりに緊張感というものが大きく圧し掛かりますし、失敗は絶対に許されませんので、経験と度胸が試される場でもあります。度胸だけがあっても前に出すぎて発覚したり、経験があっても一向に度胸がない人間は、対象者が近くにいるだけで挙動不審な動きになりますので、これまた発覚の恐れ有りです。

そうなんです。探偵社の調査員とは、学校のカリキュラム程度で簡単にできる仕事ではないのです。もって生まれた度胸とかも必要になってくるので、適正にも左右される大変な仕事なのです。なので、当探偵社では、申し訳ないことですが、新入社員のみなさんには、その編の事情も十分説明し、理解して頂いた上で、入社、あるいは退社して頂いております。厳しいですが、これが”探偵”なのですから。

話を戻します。そしてこの”フランチャイズ”が恐ろしいことになっています。探偵をお金儲けとしか考えていないこの手の業者は、探偵学校で高額な授業料を取り、さらにフランチャイズで高額な加盟料を取り、学校を出たばかりのまだ駆け出しの探偵に「支店長」の肩書を持たせ、その地域を担当させているのです。

この「支店長」もある意味被害者で、せっかく高いお金を払って学校まで出て、さらに高い加盟料まで払って「支店長」にまでなったのに、その後、まったく仕事が入ってきません(ほとんどは本部で独占しているか、あるいは本部が加盟料欲しさに、一つのエリアに支社を乱立させるのです)。

さらに、たまに仕事が入っても、支店長とは名ばかりで素人に毛が生えたような探偵ですから、ろくな仕事もできず、失敗はするは、お金はもらえない(返金)はで、結局短期間で支店長の肩書を失い、支店を畳むことになります。

もちろん、そういう人がすべてではありません。中には”適性”がバッチリと合い、探偵業で成功している方もいらっしゃいます。しかし、先にも述べましたように、”適性”が重要でもあるわけですから、だれでもお金さえ払えばなれるという職業ではないのです。

探偵になること自体はそんなに難しいことではありません。しかし探偵として依頼者様が満足する報告書を提出できるかというと話は別なのです。

■探偵会社は大きくなればなるほど、調査員の技術は低下する!?

探偵業は特殊な職業です。調査員としての技術は一朝一夕にして成るものではなく、探偵社に入って半年から1年間従事してある程度現場ができるようになり、3年間従事してようやく1人前になると言われております。

探偵社に調査員として入社してくる者には若者が多く、その多くは実際に入社してから自身が思い描いていた理想と現実の違いに気づき、早ければ3日で去っていきます。新入社員が思い描いているイメージは、大抵が「かっこよさそう」「面白そう」で占められております(※私もそうでした)。しかし業務に従事するとその多くが地味な張り込み調査に費やされるため(尾行調査はそのほとんどが張り込みに費やされます)、今日の仕事がいつ終わるかわからないストレスや、失敗できない緊張感、また不規則な労働時間などによって心が折られ、志半ばで去っていきます。

また、教育する者の技術不足も否めません。そもそも技術の無い者が教えて技術の高い人材が育つわけがありません。よく聞くのが、教育する者ができもしないことを平気で部下に対して「やれ」と命令し、部下の不満が溜まって去っていくケースです。

そもそも探偵業界の教育システムは「師弟制度」に近いものがあるため、組織が大きくなればなるほど末端まで技術が伝わりにくく(ましてや学校等において短期間で教えられるものではなく)、また技術が得られなければ調査の失敗が続くためモチベーションも低下するでしょうから、従業員が辞めやすい土壌が生まれると思います。逆に個人で探偵業を営んでいる方の中には技術の高い方もおりますが、小規模経営のため従業員を雇うことができず後進が育ちにくい現状があります。

このような現状ですのでなかなか人材が育ちにくく、また続いていたとしても従業員の教育不足による杜撰な調査が横行し、それが依頼人の不信感や苦情に繋がっていると考えます。

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