法人・企業に関する調査 「情報漏えい犯を追え!」

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浮気調査探偵ブログ

「情報漏えい犯を追え!」

以前携わった企業の従業員調査で忘れられない調査をご紹介します。

対象者はとある企業を退職した人物で、この人物を「A」とします。Aは在職当時、自社の情報を他社や暴力団に売り渡しておりました。会社側はAの容疑がグレーの段階で解雇してしまったのですが、会社の責任として情報漏えいの容疑が事実であったかどうかの確認を取るべくAの尾行調査を実施しました。

まずAの居住地は東京都の西端だったため現場までの通勤がとにかく辛かったということ。ゲリラ豪雨が頻発して大変だったということ。Aの自宅が住宅街の中にあり直接監視が困難で近隣住民から警戒され辛かったこと。Aは解雇直後で職に就いておらず家から一歩も出なかったり、また夜を徹して麻雀に興じるなど、とにかく予定が不確定で、ほぼ毎日早朝から深夜まで調査にかかっていたため肉体的に辛かったこと。Aはバイクが趣味のため所有する大型バイクで移動することも多く、尾行が大変だったこと。これらの条件が重なり、調査は大変でした。

そんな感じで約1ヶ月が経過した頃、それまで自宅から半径5km圏内でしか生活していなかったAが、大きな動きを見せます。Aは自宅よりバイクで雀荘に行きいつも通り徹夜で麻雀をしました。そして翌日のお昼頃に雀荘から出てきました・・・と、ここまではいつも通りなのですが、その後バイクに乗り、国道20号線を利用して都心方面に向かいます。僕としては信号の無い中央高速に乗ってもらった方が尾行が楽なのですが、そんな僕も思いもAに通じるわけが無く、Aは国道をひたすら都心方面に向かいます。こちらの体制は私と当時の上司の2名で、それぞれがバイクでAを必死に追尾します。

これまで約1ヶ月、何の結果も得られない状態が続き、このとき初めて大きな動きを見せたのですから失敗は絶っ・・・対に許されません。このときの緊張状態は今でも忘れることができません。そしてAの運転するバイクは都心のターミナル駅付近に停車し、とある喫茶店の前で立ち止まると、ほぼ同時に超高級車がAの前に停車。運転手が下車して後部座席に回り、後部座席のドアを開けると、車内から男性1名(B)が下車します。

このB、どう見ても暴力団員です。Bが乗っていた車両は一部の階級の人たちしか使用しない車種なのですが、少なくともBは政治家や会社役員には見えません。

私は緊張と興奮のメータが完全に振り切れていました。それは暴力団のような人種が登場してきたからではなく、証拠が取れることによる緊張と興奮です。

BはAと合流し、2名は喫茶店に入ります。運転手は車両の傍らで喫茶店の出入り口を凝視していますから私たちは下手に動くこともできませんが、ここは意を決して上司が店内に入りました。

この時点で私は上司が喫茶店に入った時点で同所より離れ、上司の無事を祈りつつ連絡を待ちました。このとき私は現場を離れておりましたが、手の震えはしばらく止まりませんでした。

上司が店内に入ると、A・Bが着席するテーブルの上ではAは情報と思われるデータを、Bは金銭が入っていると思われる封筒を交換していました。まるでマンガのような光景です。上司はその様子をビデオ撮影し、頃合を見て店を出ました。

その後、付近にて上司と落ち合い、上記したような店内での状況を聞ききました。それらを聞き、私は調査が無事に終わった安心感、あの遠くて張り込みがしにくい現場に行かなくても良いという解放感に溢れていました。

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